今回の全国大会では、日本会計研究学会と地区の大学(静岡大学、静岡県立大学、静岡産業大学、常葉大学)との共催という新方式を試行いたします。

ご挨拶

会員各位
 日本会計研究学会の会員の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 このたび日本会計研究学会第75 回大会が、静岡コンベンションアーツセンターグランシップにて開催されることとなりました。このような大規模な大会が静岡の地で開催されるにあたりその運営に携わることができることを、誠に光栄なことであると存じております。
 本大会はこれまでの大会と異なり、特定の開催校がございません。それに代えて、日本会計研究学会と静岡県の4 大学(静岡大学、静岡県立大学、静岡産業大学、常葉大学)に所属する会員との共同開催となっております。このため理事会の申し合わせによりプログラム委員会が組織され、静岡地区で組織された準備委員会と共同でプログラムの策定、大会準備及び運営が行われることとなりました。これまでの大会運営とは異なる部分がございますがご了解願います。
 さて、「グローバル化」をキーワードに多くのことが語られるようになって久しいかと存じます。本学会でもこれをテーマに活発な議論が展開されてきました。これまでの議論の多くは、グローバル化を進める組織体あるいは制度を限定し、それらのグローバル化への対応を主とする一方向のものでした。しかし今日では会計学が研究対象とする組織体は広範なものとなり、それら組織体のグローバル化もまた双方向さらには多方向へと進んでいます。組織体と世界は、特定の制度機構あるいは組織を通じてだけでなく直接に結びつくようになりました。その結びつきは、たんに国と世界の結びつきだけでなく、地方と世界、地方と国など多様なものとなります。このような多様な状況下での会計研究を意識し、本大会の統一論題のテーマを「グローカル時代の会計」といたしました。グローバルとローカルの多様な結びつきのもとでの会計研究の取り組みをテーマとしております。
 本大会ではこのような多様化した状況を踏まえ統一論題を5 会場設定しました。各会場におけるテーマは「財務報告におけるローカルとグローバル」「管理会計のグローバル化とローカライゼーション」「監査のグローカリゼーション ―真のグローバル化を見据えて―」「グローカル時代の税務会計」「グローカル時代の地方自治体会計 ―JPSAS の設定に向けて」です。それぞれの会場に多数の皆様が足を運ばれ、活発な議論が展開されることを願っています。
 また本大会では、アメリカ会計学会前会長のBruce K.Behn 教授(テネシー州立大学)を招待し、特別講演会を企画しております。独創的かつ多彩な研究のみならず、会計教育についても造詣の深い教授の講演はわれわれに多くの示唆を与えていただけるものと期待します。
 さらに会場の制約がある中で、IFRS/ASBJ セッションおよび国際セッションも例年どおり企画するとともに、多様な多くの自由論題報告の機会もご用意することができました。 本大会の各報告につきましては、日本公認会計士協会の継続的専門研修制度におけるCPE 認定研修として承認されております。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。
 最後に、本大会の開催にあたりましては、一部施設の貸与をしていただいた常葉大学をはじめとする県内4 大学ならびに公益財団法人静岡観光コンベンション協会より人的並びに財政的ご支援をいただきましたことを記すとともに関係各位に厚く御礼申し上げます。

2016(平成28)年 7月 1日

日本会計研究学会第75 回大会準備委員会
 委 員 長 永田 守男